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2025
日本最大級音楽イベントへの挑戦
大阪とらふぐの会が挑んだ、
“フジロック”という舞台
“フジロック”という舞台
FUJI ROCK FESTIVAL '25

フジロックに“ふぐ”現る!
日本最大級の野外音楽フェス「フジロックフェスティバル’25」。3日間で延べ十数万人が訪れる会場は、世界中から集まったアーティストの音楽と来場者の熱気で埋め尽くされる。その中に、今年は意外な“食の主役”が登場した。「大阪とらふぐの会」による、ふぐ料理の出展だ。
多くの屋台が立ち並ぶ中、その看板に踊る「ふぐ」の二文字は強烈な存在感を放っていた。音楽に包まれた非日常の空間に突如現れた“高級魚”。それは来場者に驚きをもたらすと同時に、フェスの新しい可能性を示すサプライズでもあった。
多くの屋台が立ち並ぶ中、その看板に踊る「ふぐ」の二文字は強烈な存在感を放っていた。音楽に包まれた非日常の空間に突如現れた“高級魚”。それは来場者に驚きをもたらすと同時に、フェスの新しい可能性を示すサプライズでもあった。

ふぐの新たな可能性を示した
フェスの3日間
フェスの3日間
今回の出展チームを率いたのは、「きみよ東京・赤坂」の店長・井ノ口氏。準備からメニュー構成、現場のオペレーションまでを担い、“リーダー役”としてチームをまとめ上げた。
ブースで提供されたのは、ふぐのとげを特製塩として仕上げた「とげ塩」をまぶした「とげ塩お結び」、豪華な盛り付けが目を引く「ふぐの盛り」、そして片手でかぶりつける「ふぐドック」。どれもフェスならではのシーンを意識して作られたメニューで、ブースの前には長蛇の列ができていた。
ブースで提供されたのは、ふぐのとげを特製塩として仕上げた「とげ塩」をまぶした「とげ塩お結び」、豪華な盛り付けが目を引く「ふぐの盛り」、そして片手でかぶりつける「ふぐドック」。どれもフェスならではのシーンを意識して作られたメニューで、ブースの前には長蛇の列ができていた。

「初めての挑戦で、正直イメージ通りにいかない部分もありました。でも、多くのお客様が“フェスでふぐ ”と驚いて、食べて笑顔になってくださった。すでに3回来てくださった方や、『来年もまたやってほしい』という声もあって、本当に“ふぐのパワー”を感じました」そう語る井ノ口店長の表情は、達成感と次への意欲に満ちていた。音楽と食、これまで交わらなかった二つの文化を結びつけた手応えは確かだ。
「ふぐは高級なイメージがありますが、こうした場だからこそ多くの方に気軽に楽しんでもらえる。今回の経験は、次の挑戦につながる大きな一歩になったと思います」
熱狂する音楽の渦の中で、“ふぐ”は確かに新しい挑戦をやり遂げた。来年、このブースがどんな景色を見せてくれるのか──期待は高まるばかりだ。
「ふぐは高級なイメージがありますが、こうした場だからこそ多くの方に気軽に楽しんでもらえる。今回の経験は、次の挑戦につながる大きな一歩になったと思います」
熱狂する音楽の渦の中で、“ふぐ”は確かに新しい挑戦をやり遂げた。来年、このブースがどんな景色を見せてくれるのか──期待は高まるばかりだ。
